En hommage à SPI

SPIへのオマージュ

YSGA第402回定例会

2022年12月24日(土)の対戦は、1918年のフィンランド内戦を描いた「(GMT) All Bridges Burning」。

三人で対戦するCOINゲームで、赤衛軍、白軍、中庸派に分かれて戦う。ドイツ軍はBotルールによって動かします。


【感想】

赤衛軍と白軍が史実通りに本気で争うと、中庸派が独り勝ちしてしまう(過去2回の対戦がそうであった)。しかも中庸派はゲームデザイナーが考えた架空の派閥である。内戦が激化すればするほど赤衛軍と白軍が消耗して中庸派が勝利しやすくなるというのは、中庸という設定上、いかがなものか?本来は、内戦の危機を回避してこそ、中庸派が勝利するべきだろう。

ゲームの終盤。事前の申し合わせで、 ヘルシンキの赤衛軍と白軍はまったく交戦していない。ドイツ軍(グレー)がタンペレに入ろうとしている。 内戦中にもかかわらず議会は開かれ、白軍が1議決を獲得。この盤面は、いったい何を意味しているのだろう?

【疑問点その他】
"1917"カードデッキと"1918"カードデッキの扱い。"Revolt! Povotal Event"カーが"1917"デッキから出た時点で、未使用の"1917"カードは捨てて"1918"カードデッキに移行するべきではないか?
カード#18"Conduct the Politics Phase"は、プレイヤー全員が"Politics Phase"を行うのか、カードを引いたプレイヤーだけか?
"Martch"では相互に隣接する3spacesを移動できる。一回の"March"の中で、"Helsinki"にいるCellが"Uusimaa"に移動、そこにある"News"をピックアップして"Helsinki"に戻ってよい。
Playbook P18では、Limited Commandを行ってから、Full Commandに切り替えている。
Command & Special Activity(SA)で、Commandを実行せずSAのみ実行していいかどうか、事前の取り決めが必要。
"Train"マーカーは、"Train"サークルか"Town"の上しか置けない。

各プレイヤーの勝利得点は、白軍 -1点、赤衛軍 -4点、中庸派 -10点。従ってドイツBot軍の勝ち。