En hommage à SPI

SPIへのオマージュ

(AH) Wooden Ships & Iron Men

1974年に発売されたゲーム。
このゲームをやっているのは世界に何人いるのだろうか?


台風通過により、YSGA連続集会の初日はVassalでのリモート対戦に変更。"The General Vol.26.No.6"「BROKE'S CHALLENGE」シナリオで、明日のための練習戦を行いました。

【ルール覚書】
上級ルールで対戦するが、以下のルールは使わない。
 ・ Velocity Change
 ・ 弾薬の種類
 ・ オプショナル・ルール「26. リギンの損壊」は採用する。

- マップの境界線はへクスの中心を通っているので、陸地を設定する場合、境界線と重なっているへクスを陸地とするかどうか、事前の協議が必要。
- 味方艦同士で"Grappling"した場合、同じターンに"Ungrappling"してよいかどうか。
- 回頭に1МPを使う。
- 初弾のアドバンテージは左右それぞれ一回ずつある。
- 敵艦に隣接し、なおかつ"Fouling"か"Grappling"していないと白兵戦はできない。
- "Crew"の損失の適用は一番上の行から。
- Gunnerとして残したCrew (OBPにもDBPにも入れないCrew)は白兵戦に参加できない (甲板で激戦が行われても、Gunner達は何もせず、結果を待っていることになる。しかし、それがルール)。
- "Drifting"は、すべての艦の通常の移動が終わってから行う。

【白兵戦】
今回、もっとも議論を重ねたのが白兵戦ルールだった。
ルールを単純化するために次の通りとする。
- "Fouling"した艦に"Grappling"は行わない。
- 同一艦同士で二重、三重に"Grappling"は行わない。
- 複数の味方艦がひとつの敵艦に対して、それぞれ一回ずつ"Grappling"することはできる。
- OBPとDBPは、戦闘に勝った後に敵艦を拿捕するかしないかの違いしかなく、DBPが勝利した場合、自軍艦に残り、敵艦を拿捕することはない。敵のOBPと味方のOBPが戦い、その後に敵のOBPと味方のDBPが戦うなら、自軍戦闘要員は二分され、個別に撃破されてしまう。CrewをOBPとDBPに分ける意味がない。
- 従って、白兵戦では、すべてのCrewをOBPにするべき。
- すべてのCrewをDBPにすれば砲は撃てるか?撃てない。ますますDBPを使う意味がない。
- 敵によって拿捕された艦(したがって敵味方両方のCrewが乗船している)に自軍が攻撃し、Crewにヒットすると、その損害は、敵のCrewが先に1スクエアを喪失し、次に自軍Crewに適用する、これを交互に行う。


【損害の適用】
驚くべきことに、船が沈むというルールはない。

"Gun"の損害
- CRTで参照する"Gun"の数が減る。
- "Gun"のマスが0になって以降の損害は"Hull"に転嫁する。
- マスが0になったら、隣接してきた敵艦に"Surrender"、ただし10へクス以内に味方艦が存在しないことが条件。

"Hull"の損害
- マスが0になったら"Surrender"。白兵戦ができない。他の敵味方艦はこの艦を砲撃してはいけない。0以下のヒットは無視。

"Rigging"の損害
- 一行失うごとに移動力が-1。
- "Rigging"をすべて失うと航行不能
- 航行不能でも、"Guns"と"Crew"が残っているなら、敵艦に"Surrender"しない限り砲撃はできる。
- マスが0になったら、隣接してきた敵艦に"Surrender"、ただし10へクス以内に味方艦が存在しないことが条件。
- 最上段のマスすべてを失うとフルセイルができなくなる。
- フルセイルで受けた"Rigging"の損害は二倍。

"Crew"の損害
- 一行失うごとにCRTで-1
- マスが0になったら攻撃できず、移動不能。0以下のヒットは無視。
- すべての"Crew"をOBP/DBPにすると砲が撃てない。

Vassalの画面。風向きが120度変わったため、有利な風上にいたイギリス艦が不利な風下に位置することになった。