2016年6月11日(土)、YSGA例会で対戦しました。
人類史上初の空母決戦を描くこのゲームは、1ヘクス32.2km(20マイル)、1隻1ユニット、1航空ポイント3機のゲームスケールです。
第一次大戦まで、せいぜい30kmの距離で戦うのが常識だった艦隊戦は、空母の登場により400kmというとんでもない遠距離戦に変わりました。しかもいざ戦ってみると、艦隊の防御力はないに等しく、航空機によって確実に沈められるという見敵必殺の世界だったのです。
珊瑚海海戦において日米が学んだことは、アウトレンジ戦法、先制攻撃する側が勝ち、ひとたび戦闘が発生すると国家予算級の損害が出る、ということでした。
事実、日米が行なった空母決戦は珊瑚海海戦を含め、ソロモン海戦、南太平洋海戦など、4回しかありません。しかもその後、正面切った航空母艦戦はどの国もしていないのです。
【ルール覚書】
爆撃機のAir-to-Airの数値は、敵側からAir-to-Air攻撃を受けた時に爆撃機側がAir-to-Airで反撃するためにある。(爆撃機もAir-to-Air攻撃が出来る。6月11日の対戦でははっきりしなかった。)
航空戦は特別要撃以外は基地と艦船の2ヘックス以内しか起こらない。
索敵によって発見されたユニットは、Condition1、2、3いずれの場合でもその位置をヘクスで明かさなければならない(対戦ではCondition3のみ明かしていた。いちばん大きな間違い)。
基地、艦船、Coastwatchers(☆)はゲームターン中、常にObservationをしている。2ヘクス以内を通った敵ユニットは自動的に発見される(対戦ではまったくしなかった)。Coastwatchersの監視範囲は島全域である。(7.9.1)
索敵表の結果が航空機に効力を及ぼすのは、移動フェーズ中の航空機に対してである。移動フェーズ中にObservationが行なえなかった(索敵表の結果が"-"であった)航空機も、前述の「ゲームターン中、常にObservation」は適用される。(errata 7.9)
Observationされなくなったユニットをマップから除去するのは、各ゲームターンの最後である。(7.7)
航空機ユニットの小さな数字は編隊番号ではなく、ファクター数である。(1枚1ファクターだと思って縦に積んでいた。)