「Night Drop」は、１ターン１時間、１ヘクス400メートル、小隊規模のスケールで、1944年6月6日の第82空挺師団の降下作戦をシミュレートしています。
このゲームは、2012年にBattles誌の定期購読の特典として配布されたもので、ルールはわずか７ページ、ユニット１００枚、マップはハーフマップというコンパクトぶりです。
しかし、ルールはよく出来ていて、午後３時までに二回対戦しました。降下兵は"精鋭"として持ち上げられながら、１/３は沼地に落とされたり、集合地点にたどりつけなかったりして除去されるんですね。どうりで廃れるはずです。
2018年に、イギリス第6空挺師団を扱った「Night Drop２」が続編として発売されています。また現在は「Night Drop３」が、82空挺師団と101空挺師団の作戦を連結した３枚マップのボックスバージョンとして企画中のようです。
今回は「Night Drop」のマップを３倍に拡大し、ユニットは木製のブロックで作り直しました。
ゲームコンポーネントの出来は、ゲームの快適な進行と関連します。古いゲームでも、少し作り直すだけで別なゲームのようになります。SPIのマーカーだらけのゲームを思い出してみてください。ユニットの扱いやすさ、整理された情報が、思考の余裕、ひいてはルールへの集中力を生み出します。
(2021年2月23日(火)のＹＳＧＡ第380回定例会で対戦。
日本語ルールはこちらからダウンロードできます。)
