En hommage à SPI

SPIへのオマージュ

YSGA11月22、23日連続例会二日目

"(Nuts!) Uraban Operations - Opeation Sinbad"の勝利条件は、4個小隊で敵の抵抗を排除しながら600メートル前進して4つの建物を制圧すること。途上のIEDやバリケード、有毒ガスも除去しなければならず、与えられた時間は30分(10ターン)しかない。現代戦の驚異的な速度を体感できるシナリオです。

第二次大戦型の、PDCA(Plan Do Check Act)を強調する組織は過去のものとなり、現代の軍隊は、ドイツ軍の"Auftragstaktik" - 訓令戦術 - の先を行く、分隊が上層部の許可なしに目標を設定できる組織になっていることが、このシナリオから推測できます。

現代戦の特徴は敵の想像を超えるスピードと即応性にあって、"Overtaken by events(先行する現実を作ることで敵のイニシアチブを奪う)"ことなのです。戦争に勝つには、必ずしも一大決戦は必要ではなく、敵の脆弱な箇所への攻撃を仕掛け続けることが重要なのでしょう。

それを可能にするのは、コンピュータネットワークによる情報集積です。分隊の行動は直属の小隊長のみならず、複数の上層レベルによって同時に評価され、コントロールを受けると思われます(ゲームでは一人ですべて行うのですが)。

二日目は午後6時まで対戦、第8ターンまで行いましたが、OODAループの見本のような展開となりました。