一向一揆プレイヤーが何もすることがない、とゲームデザイナーに言ったところ、これについては賛成し、僧兵をもう少し強くするという。
インアクティブ百姓は荘園Diskを守らないが、インアクティブ僧侶は寺院Diskを守るというルールが書かれていない点については、製品版で明確化するという。
山名と細川が同盟するのは、「歴史的にありえるという設定。その場合、室町幕府は安定政権になる」という見解を変えない。
Consim Game Jamという競技があって、既存のCOINゲームボードを使い、三日間で新たなルールのゲームを考案する、というコンペティションなのだが、数理哲学のPhD、コンサルタント医師、グローバル分析戦略ディレクターなど、そうそうたる職業の人達が集まっている。以下の"新ゲーム"が発表されていて、いくつかはGMTが製品化する可能性があるという。
「Days of Pigs」
"Cuba Libre"のボードを使い、1961年のピッグス湾侵攻をルール化した拡張ゲーム。二五〇六部隊 vs カストロの軍隊。12枚のイベントカードを用い、リソースは使わない。侵攻側は7箇所の上陸地点の中からランダムに選ぶ。CIAの撤退カードを引いたらゲーム終了。
https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=2093316543
「Nehru: The Partition of India 1947-1950」
"Gandhi"の続編。ネルー政権下の1947~1950年のインド内乱をソロ・ゲーム化。プレイヤーはインド政府で、パキスタンと暴力急進派と行き先のない移民プレイヤーはBOTで動かす。
https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=2249488808
「In the Shadows」
"Falling Sky"のマップで1943年1月から1944年6月の、フランス占領下のレジスタンスとナチの戦いを描く2プレイヤーゲーム。カードドリブンで、COINではない。
DTPとネットワークのおかげで、大手出版社からメジャーなテーマのゲームを購入する時代が過去のものとなり、個人レベルでゲームを創作したり、改造して発表することができるようになった。その場合、ゼロからゲームを作るのはあまりにも労力がかかるから、既存の製品を土台にして、比較的手軽に新作を楽しんでいるのだろう。
ゲームは買う時代から、創って楽しむ時代に。
【写真2、3】
著作権を無視したグラフィックアートもDTPならでは。