En hommage à SPI

SPIへのオマージュ

「(SPI) NATO Division Commander」を対戦

2019年11月16~17日、坂戸ゲームサークルで「(SPI) NATO Division Commander」を対戦しました。
シナリオは[25.0]。二日かけて第二ターンの半分まで。

シナリオ[24.0]と同じく、米軍一個師団でソビエト軍二個師団の侵攻を阻止しなければなりません。今回、はじめて米軍を担当しましたが、

不利な状況で冷静な判断が下せるか?

が試されるシナリオで、他のシナリオと同様、設定はアメリカ軍にとって極限的な状況になっています。

具体的には:
 米軍の敵は二倍。米軍は疲労値「f0」で登場。
 米軍は先行プレイヤーなので、先に情報値をつけられる。
 米軍の指揮値がソビエト軍並みに低い。


という設定でゲームが始まります。これが対戦ゲームとして面白いかどうかですが、商業ゲーム的な面白さを求めるなら、NDCは楽しめないかもしれません。

アメリカ陸軍の軍事シミュレーションを製品化したNDCは、ルールの目的が、米軍師団司令部の機能を体系化・係数化することに置かれています。ゲームのし易さ、盛り上がり、プレイバランスはそもそも求められていない。

よくも悪くも、NDCでおきることは、あまりにもリアルです。ワンサイドの展開になっても、ルールは破綻しません。司令部の機能や軍事シミュレーションに関心がある人にとって、NDCは面白いゲームです。もし持っていてまだ対戦していないなら、もったいないかもしれない。

二日間対戦いただいたTさん、ありがとうございます。


今回間違えたルール:
1.マップの南半分だけなのに、マップ全域で対戦したこと。
2.ゲーム開始前に、ソビエト軍の脱出セクターをプロットすること。
3.移動/戦闘が終わって行う疲労チェックをしなかった(そこに至るまでのユニットチェックが多すぎて、最後に忘れる)。
4.MOの司令部のスタッフ値は1/2になることを忘れていた(しかし、これを適用すると体勢変更がほとんどできなくなる)。
5.体勢変更を終えたターンは、そのユニットの移動力が1/2になる、というのも忘れやすい。(というか盤面がごちゃごちゃする)