Iraq、Afghanistan、Libya、Syria、Egypt、Algeria、Somalia...
戦争は歴史上の出来事と思っていたら、いつのまにか、宣戦布告も和平条約もない常時戦争状態の非対称戦 - Low Intensity Conflict(低強度紛争) - の時代になっていました。
戦術の本質は秘匿ですが、LICの欺瞞性と比較するなら、北アフリカ戦線、D-Day、アルデンヌの戦いは正々堂々の正面攻撃にしか見えません。LICでは戦っている敵の顔すら明確でないのですから。
正規戦と核戦争の脅威は過去のものだった...というわけで今月はS&TよりもModern Warを読んでいます。
低強度紛争の起源は、少なくとも日中戦争までさかのぼることができます。日本軍が敗退したのは有効なCOIN作戦がなかったからです。中国共産党のinsergency戦術(政治委員、プロパガンタ、農村への浸透、地下インフラストラクチュア)はベトナム共産党によって継承され、アメリカ軍もまた敗退しました。
日中戦争からベトナム戦争を共通のCOINルールでゲーム化できたら面白いでしょうね。
