En hommage à SPI

SPIへのオマージュ

アフガニスタンの"fiasco"

8月15日、タリバンがカブールの大統領官邸を占拠し、同国の大統領はタジキスタンに逃亡した。
前日土曜日、アメリカ・バイデン大統領がカブールへの海兵隊の増員を発表した矢先のことである。
7月8日の記者会見でバイデンは、アメリカ軍撤退後も、「300,000名のアフガニスタン国軍がタリバンを抑える」と言っていた。

海外脱出を求める市民で首都が混乱に陥る中、アメリカ大使は既に国外に避難、フランス、ドイツ大使館も閉鎖する一方で、中国、ロシア、パキスタン、トルコの4カ国は、アフガニスタンにおけるタリバンの支配を正式に承認するようだ。

イギリスにとって、これはグレートゲーム以来の大敗退だ。1838年1878年の戦争で、大英帝国アフガニスタン保護国にしていた。

イギリス外交委員会のトム・トゥーゲントハット委員長は、この出来事は「スエズ動乱以来の惨事」と主張し、カブールからひとりでも多くの人々を脱出させることを優先しなければならないと語った。

アメリカ上院議員トム・コットンは「アフガニスタンの"fiasco(大破局)"は予想できただけでなく、予測されていたことだ。ジョー・バイデンの無計画な撤退はアメリカに恥をかかせ、カブールに残された何千人ものアメリカ人を危険にさらしている」と述べた。
「最低でも、バイデン大統領は、アメリカ人を救出するため、アメリカの空軍力によってカブール周辺のタリバン勢力をすべて破壊しなければならなかった。それ以下であれば、ジョー・バイデンの無力さを世界に知らしめたことになる」

二年前、中国は香港を直接的な支配下に置いた。英米の影響力がアジアから完全に消えるなら、日本は中国に従属することになる。中国にとって、日本は最優先のターゲットである。