En hommage à SPI

SPIへのオマージュ

SPI「Battle for Stalingrad」ソロプレイのAA(2)

地上戦は、水平爆撃によって開けられた市街地中央の間隙に、第295歩兵師団が突入することから始まった。

独軍の4枚スタック("5-4-12"3枚と"1-12"1枚)3つで、ママイの丘を取り囲む。ママイの丘の守備は、独軍による渾身の水平爆撃ですでに一枚になっている。 独軍スタックの工兵はColum5を無効にしている。 ママイの丘周辺の労働者民兵は即時反撃ができない。 【写真1】




難なくママイの丘を占領した第295歩兵師団は、"moving in support"移動で第71歩兵師団を呼び寄せ、あり余ったブレークスルーでヴォルガ河近くの特別建造物を攻撃。1スタックはヴォルガ河岸ヘクスに隣接する位置まで進め、今後の補給路の切断の布石とする。

ママイの丘の占領によって独軍はVP2を獲得、ソビエト軍が引ける反抗チットの枚数は半分になった。 【写真2】

独軍は、第295歩兵師団の32戦力による労働者民兵への攻撃でブレクスルー4ポイントを獲得する。 目指すはVP1のラズール化学工場。 【写真3】

 

ブレークスルーは、地形とZOCを無視して移動できるという点で、通常移動より兵力を集中させやすかった。今回、ソ連軍ユニットが密集している市街地で5ポイントものブレークスルーが生まれたので、"moving in support"移動で第71歩兵師団をよびよせ、さらなる大きな攻撃を仕掛けることができ、それが新たなブレークスルーポイントを生む、という連鎖が生まれた。

労働者民兵を市街地に置くと、一見1ターンぐらい時間稼ぎしてくれそうに思ってしまうが、単独で守る労働者民兵独軍にとってエサみたいなもので、ブレークスルーポイントを稼ぐいいチャンスになる。労働者民兵のメリットは反抗チットが引けることぐらいしかない。

労働者民兵は平地だろうと市街地だろうと、単独で置くべきではない。(しかし初期配置ではそうせざるを得ない)

ブレークスルーに対抗するには、ソビエト軍を8戦力以上でスタックする、あるいは攻撃側のヘクスに隣接するソビエト軍ヘクス(複数)の合計が8戦力以上になるようにする。8戦力以上の即時攻撃はダイスの目によっては1スタック飛んでしまうので、独軍といえども簡単に隣接できない。

陣容が整っていないソビエト軍の防衛線に、独軍がなだれこんで殺戮をしている感じです。

ソビエト軍の反抗チットは引かれていない。第一独軍先行フェーズはまだ続く。