地上戦は、水平爆撃によって開けられた市街地中央の間隙に、第295歩兵師団が突入することから始まった。
難なくママイの丘を占領した第295歩兵師団は、"moving in support"移動で第71歩兵師団を呼び寄せ、あり余ったブレークスルーでヴォルガ河近くの特別建造物を攻撃。1スタックはヴォルガ河岸ヘクスに隣接する位置まで進め、今後の補給路の切断の布石とする。
ブレークスルーは、地形とZOCを無視して移動できるという点で、通常移動より兵力を集中させやすかった。今回、ソ連軍ユニットが密集している市街地で5ポイントものブレークスルーが生まれたので、"moving in support"移動で第71歩兵師団をよびよせ、さらなる大きな攻撃を仕掛けることができ、それが新たなブレークスルーポイントを生む、という連鎖が生まれた。
労働者民兵を市街地に置くと、一見1ターンぐらい時間稼ぎしてくれそうに思ってしまうが、単独で守る労働者民兵は独軍にとってエサみたいなもので、ブレークスルーポイントを稼ぐいいチャンスになる。労働者民兵のメリットは反抗チットが引けることぐらいしかない。
労働者民兵は平地だろうと市街地だろうと、単独で置くべきではない。(しかし初期配置ではそうせざるを得ない)
ブレークスルーに対抗するには、ソビエト軍を8戦力以上でスタックする、あるいは攻撃側のヘクスに隣接するソビエト軍ヘクス(複数)の合計が8戦力以上になるようにする。8戦力以上の即時攻撃はダイスの目によっては1スタック飛んでしまうので、独軍といえども簡単に隣接できない。
陣容が整っていないソビエト軍の防衛線に、独軍がなだれこんで殺戮をしている感じです。
ソビエト軍の反抗チットは引かれていない。第一独軍先行フェーズはまだ続く。