En hommage à SPI

SPIへのオマージュ

ゲームレビュー「枯山水」

“徳”を積んで最高の石庭を完成させる

都内で「枯山水」をプレイしました。

ゲームの目的は、「侘び寂び(わびさび)」を石庭で表すこと。

苔の面積でポイントは変わり、舟石の位置、砂紋の連続性、蓬莱山、三尊石(石組)の完成度などによって庭は客観的に採点されます。石にも5段階のグレードがあります。

ゲームを面白くしているのは、開始時に、各プレイヤーに龍安寺東福寺、龍源院などのヒストリカルな見本が与えられることで、この原型に沿うと得点が上がります。
検索すると、実際に作った庭園の写真をアップする人が少なからずいますね。

「侘び」とは、慎み、おごらぬ様とも言われます。相手に勝ちを譲るのがこのゲームの遊び方かもしれません。

【写真上・下】 完成すると心が落ち着く盤面。精巧な石のミニチュアが、対戦を味わい深いものにしている。